軟式 平成12年 ~ 平成22年

平成12年 従前から1.選手のグラウンドマナーやルールの遵守、2.きびきびとした態度で試合の進行をスムーズにすること、3.チーム編成が難しくなっている現状を打破し、参加校を維持すること、以上の3つを目標に力を注いできた。 残念ながら住友学園の事情で、陵雲高が秋季新人大会以降廃部となり加盟校は11校となったが、秋季新人大会で優勝した新宮高が大阪府豊中ローズ球場で開催された秋季近畿大会で準優勝し、明るい展望を得ることができた。
平成13年 昭和54年度の17校をピークに加盟校は減少の一途にあったが、3年間休部していた南部高龍神分校が活動を再開し、総体春季大会、夏の全国選手権和歌山大会、秋季新人大会の県内三大会はすべて11校の参加を得て開催できた。
 京都府山城運動公園太陽が丘球場で開催された春季近畿大会では、県代表の古座高が優勝した神戸弘陵高相手に翌日継続試合となり、延長19回の死闘を繰り広げるなど活躍した。
 本県高野連軟式部が主管となり紀三井寺公園野球場で開催した全国選手権近畿大会では、県代表の新宮高が奈良県代表の天理高に決勝で敗れ、あと一歩のところで全国大会出場を逃した。
 試合の運営については、昭和61年に村岡久次氏(故人)らにより発足した県高体連軟式野球専門部野球審判部により支えられきたが、前年他界した村岡氏に代わって、今年度から東谷善弘氏が審判委員長となった。東谷氏とともに川﨑博史氏(同野球審判部幹事長)をはじめ関係の審判委員の皆さんのご尽力により大会が開催できることに感謝申し上げたい。
 なお、県高体連軟式野球専門部から役員功労者表彰として、井本清治氏(海南高、和歌山東高等で顧問歴任、元県高野連幹事、現県高体連野球審判部顧問)が表彰されている。
平成14年 生徒数減や野球人口の減少にともない部員数も少なくなる中、総体春季大会と夏の全国選手権和歌山大会を参加11校で、秋季新人大会を参加10校で開催することができた。
 夏の全国選手権和歌山大会では、主将による抽選会が行われるようになり
大会が盛り上がったが、県代表となった新宮高は選手権近畿大会の壁を破れなかった。この年、県高野連から役員功労者表彰として、井本清治氏(海南高、和歌山東高等で顧問歴任、元県高野連幹事、現県高体連野球審判部顧問)が表彰されている。
 秋季近畿大会は本県高野連軟式部が主管となり、紀三井寺公園野球場で開催した。県予選の秋季新人大会で優勝した南部高、準優勝の新宮高の2校が出場し、ともに初戦を突破、準決勝まで勝ち進んだ。県内チームの実力の高さが十分に証明された大会であった。
平成15年 南部高龍神分校が硬式に転部したため、総体春季大会、夏の全国選手権和歌山大会は参加10校で、秋季新人大会は参加9校での開催となった。
 春季近畿大会と秋季近畿大会に出場した南部高、全国選手権近畿大会に出場した耐久高の両校はよく健闘した。とくに南部高は、兵庫県豊岡こうのとりスタジアムで開催された春季近畿大会の準決勝でPL学園高相手に翌日継続試合となる熱戦を繰り広げた。結果18回サヨナラ負けとなったが、秋季近畿大会では翌週に延びた決勝がPL学園高校グラウンドで行われ、天理高相手に善戦し、準優勝となった。今後の県勢の活躍が期待される年であった。
平成16年 総体春季大会、全国選手権和歌山大会は参加10校で開催できたが、秋季新人大会は海南高、大成高美里分校の参加を得られず8校での開催となった。  滋賀県今津スタジアムで開催された春季近畿大会では、南部高が昨春のリベンジでこの大会初優勝に輝き、近畿の頂点に立った。
 この夏の全国選手権和歌山大会より昭和中期以来の開会式が再会されるようになり、有田市民球場で入場行進、前年度優勝旗返還、主催者挨拶、来賓祝辞、選手宣誓、始球式などが行われた。
 本県高野連軟式部が主管となった秋季近畿大会は、紀三井寺公園野球場で開催された。県予選の秋季新人大会で21年ぶり5回目の優勝を遂げた箕島高、準優勝となった耐久高の2校が出場し、大いに健闘した。
平成17年 大成美里分校が年間を通じて大会不参加となり、総体春季大会は9校、全国選手権和歌山大会、秋季新人大会は8校の参加による開催であった。
 全国高等学校軟式野球選手権大会が50周年を迎え、記念事業が行われた。日本高等学校野球連盟から役員永年功労者表彰として、井本清治氏(海南高、和歌山東高等で顧問歴任、元県高野連幹事、現県高体連野球審判部顧問)が表彰された。また、県高体連軟式野球専門部から永年功労者表彰として、東谷善弘氏(同野球審判部審判委員長)が表彰された。第50回全国高等学校軟式野球選手権和歌山大会の開会式では表彰式が行われ、県高野連会長の田井伸幸氏からご祝辞をいただいた。この場をお借りして、審判委員の皆様方に感謝申し上げたい。
 兵庫県丹波市春日スタジアムで開催された「のじぎく兵庫国体リハーサル大会」となる秋季近畿大会では、県代表の南部高がこの大会初優勝を飾った。
 これが、本県の高校軟式野球のレベルアップを印象づけるものとなる。県内外の大会で僅差のゲームが多くなり、マナーなど技術面以外にも向上の跡が見られるようになった。また、試合のアナウンスも各校マネージャーで行うことが定着し、大会を盛り上げた。
平成18年 軟式野球の公認球が従来の丸いディンプルタイプから現行のタイプに変更となって各公式戦で使用されることになった。
 部員不足などから総体春季大会は8校、夏の全国選手権和歌山大会、秋季新人大会は各7校の参加による開催であった。
 全国選手権和歌山大会の開会式には、県教育委員会教育長の小関洋治氏を来賓として招き、ご祝辞をいただき、始球式も務めていただいた。
 奈良県立橿原球場で開催された秋季近畿大会では、県代表南部高の九谷投手が決勝で比叡山高を相手に完全試合を演じた。南部高はこの大会2年連続2回目の優勝を達成し、野球王国和歌山の名を再び近畿の高校軟式野球界にも広げるものとなった。
平成19年 夏の全国選手権和歌山大会は参加8校で開催できたが、総体春季大会、秋季新人大会ともに7校での開催となった。
 選手権和歌山大会の開会式では、20年の長きにわたり母校新宮高の監督を務められ、同校を昭和63年第33回全国選手権大会を準優勝に、翌年第34回大会をベスト4に導いた野間清氏(現新翔高校教諭)が、県高野連ならびに県高体連軟式野球専門部より永年功労者として表彰された。また、県教育委員会教育長の山口裕市氏からご祝辞をいただき、始球式はこの春に女子ウエイトリフティング全国選抜大会で優勝した和歌山東高校の嶋本愛さんがつとめた。
 総体春季大会で優勝した南部高、準優勝の新宮高は、大阪府久宝寺緑地公園野球場で開催された春季近畿大会に出場した。南部高の九谷投手は1回戦で大阪代表の興國学園高相手にノーヒットノーランを達成し、同校2度目の優勝に貢献した。これにより、南部高は秋春の連覇という偉業を成し遂げた。
 その南部高は、夏の全国選手権和歌山大会を制しながらも同近畿大会では比叡山高に破れ、本県代表校の全国大会出場はかなわなかった。
 今年度より春季、秋季の近畿地区軟式野球大会はすべて10校での開催となり、出場枠が広がった。
平成20年 串本高と古座高の統合により日本高野連の許可を得て、古座高は串本古座高との合同チームでの大会参加となった。一方、海南高、大成美里分校(現海南美里分校)は、残念ながら部員不足から加盟校を退くこととなった。
 全国選手権和歌山大会には、県学校教育局長の板橋孝志氏よりご祝辞をいただき、主催者挨拶をつとめた新宮高の中谷剛校長(第29回全国選手権優勝監督)が始球式を行った。この和歌山大会1回戦で新宮高の畑中投手は箕島高を相手に完全試合を達成している。残念ながら全国選手権近畿大会では、県代表となった新宮高が奈良県代表の天理高と2日間にわたる激闘の末惜敗し、またも悲願の全国大会への出場は果たせなかった。
 耐久高は総体春季大会、秋季新人大会に優勝し、各季近畿大会に出場した。また、県高野連軟式部が主管となって紀三井寺公園野球場で開催した秋季近畿大会には耐久高、和歌山東高、新宮高の3校が出場し、和歌山東高が初戦を突破、耐久高は準優勝に輝いた。
平成21年 県内三大会を新宮高が制したが、春季近畿大会は新型インフルエンザ流行のため中止になった。また、県高野連軟式部が主管して紀三井寺公園野球場で開催した夏の全国選手権近畿大会でも、新宮高は昨年に続き天理高に行く手を阻まれ、全国大会への出場はならなかった。この選手権和歌山大会では、県学校教育局長の宮下和己氏(現県高野連会長)からご祝辞をいただき、始球式は地元有田地方の少年野球チームの代表選手がつとめた。
 チーム編成が難しい現状を打破し参加校の維持を目標にしてきたが、秋季新人大会は7校開催となり、今後は合同チームでの大会参加も考えなければならなくなった。なお、この秋季新人大会からは、古座高は単独で串本古座高としての参加となった。
平成22年 和歌山東高が硬式に転部し、県内三大会を通じて7校参加の開催となった。なお、今年度から串本古座高が単独での正式加盟となった。
 夏の全国選手権和歌山大会開会式では、県高野連理事長の中村尚登氏が主催者挨拶をつとめ、県学校教育局長の岸田正幸氏よりご祝辞をいただき、地元有田地方の少年野球チーム代表選手が始球式を行った。
 総体春季大会で優勝した新宮高は、全国選手権和歌山大会でも優勝し、同近畿大会で決勝に進んだが、天理高に破れ、全国大会出場を逃した。
 秋季新人大会で優勝し、県代表となった耐久高は、兵庫県三田城山公園野球場で開催された秋季近畿大会を制し、平成18年南部高以来の近畿の優勝旗を和歌山県に持ち帰ることとなった。来季こそは、本県代表校の全国選手権大会出場を期待したい。
 なお、現加盟校は、「向陽、桐蔭、箕島、耐久、南部、串本古座、新宮」の7校となっている。