平成20年~平成28年

平成20 今年度、立野淑郎副会長に替わり垣内邦夫熊野高校校長が、新たに玉置博康審判長がそれぞれ副会長に就任した。また、6期理事長を務めた竹中雅彦理事長が参与となり、中村尚登県和歌山商業部長が理事長に就任した。転任などにより常任理事及び理事、監事に若干の変動があった。
今年度より海南高校と大成高校が統合されて「海南・大成高校」となり、加盟校は42校、各大会参加校39校となった。
今春の選抜大会には智辯和歌山が3年ぶり(7度目)に出場した。2回戦で長野県の丸子修学館と対戦、後半に打線が爆発して12-4で逆転勝ちした。3回戦は三重県の宇治山田商と対戦し、延長11回2-1で辛勝した。5年ぶりの準々決勝は兵庫県の東洋大姫路と対戦。大会屈指の右腕・佐藤に6安打に抑えられて0-2で完封負けを喫した。
決勝は埼玉県の聖望学園と沖縄県の沖縄尚学との対戦となり、9-0で沖縄尚学が2度目の優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、智辯和歌山が投打ともに高野山を圧倒し、15-0で2年ぶり5度目の優勝を果たした。5回目の近畿大会で、1回戦は京都の龍谷大平安に6-0で勝ったが、準決勝で大阪桐蔭に1-2で敗れた。
第90回選手権和歌山大会の抽選会で、長年にわたって県高校野球の発展に貢献された前審判部幹事の弓中孝夫氏と前幹事の川端隆央氏に感謝の意を込めて感謝状が贈呈された。開会式に先立ち、前副会長の吉田幸作氏に「選手権記念大会功労者表彰」の表彰伝達がなされた。また「育成功労賞」として元箕島高校監督の尾藤公氏に日本高野連より表彰された。
開会式は向陽高校のマネ-ジャ-・北原麻衣さん、閉会式は荻原千幸さんの司会進行で挙行された。今年は北京五輪の関係で、開会式は午後から行われ、各校の行進の先導は学校の代表が自校のプラカ-ドを持って行進した。始球式は、和歌山盲学校高等部1年生で野球部に所属している立木早絵さんが大役を果たした。試合は1試合のみの幕開けとなり、全試合を通じて15試合が2点差以内の接戦で、雨天等での順延がない大会であった。その中で、慶風の公式戦初勝利、串本の30年ぶりの準決勝進出、和高専の40年ぶりのベスト8進出、智辯和歌山・坂口選手の大会史上初めての4試合連続本塁打、日高中津・木本投手のノ-ヒットノ-ランなど話題も多かった。
決勝は、初優勝に燃える日高中津と4年連続16回目の甲子園をねらう智辯和歌山の6年ぶり4度目の決勝対決となり、投打がかみあった智辯和歌山が粘る日高中津を5-3で破り、甲子園出場を決めた。選手権大会で智辯和歌山は1回戦で愛媛県の済美と対戦、投打がかみ合って3-0で勝ち、2回戦は千葉の木更津総合と対戦し、17安打の猛攻で5-2で快勝した。3回戦は北北海道の駒大岩見沢と対戦。史上初の1イニング3本塁打、坂口の1イニング2本塁打の新記録を作る猛打で15-3で逆転勝ちをした。
準々決勝は静岡の常葉菊川と対戦、両チ-ム30安打の打撃戦となったが、後半の追い上げもむなしく10-13で敗れた。決勝は大阪桐蔭が常葉菊川に17-0で勝ち、2度目の優勝。
新人戦は日高中津と市和歌山商の決勝となり、日高中津が6-4で勝って2年連続3回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会二次予選の決勝は、4年連続で智辯和歌山と県和歌山商の対戦となり、智辯和歌山が4-1で勝ち2年連続9回目の優勝と8年連続16回目の近畿大会出場を、県和歌山商は4年連続7回目の近畿大会の出場を決めた。また三位決定戦で箕島が伊都を7-6で破り、6年ぶり13回目の近畿大会出場を果たした。
京都の西京極球場で行われた近畿大会で、県和商は1回戦で報徳学園と対戦、中盤に大量点を奪われ、4-11で敗れた。智辯和歌山は1回戦で金光大阪と対戦し、守備の乱れもあって5-7と競り負けた。久しぶりに近畿大会へ駒を進めた箕島は1回戦で近江と対戦。序盤の先制点を森本がよく守り、5-1で初戦を突破した。準々決勝で箕島は天理と対戦し、後半追い上げを見せたが4-7で惜敗した。
海草中学校出身の故島清一投手が野球殿堂入りすることになった。
日伯親善高校野球大会の全日本選抜チ-ムに智辯和歌山の坂口真規選手が選ばれた。
日本学生野球協会の表彰選手に智辯和歌山の勝谷直紀選手が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として日高中津が推薦されたが、近畿地区の推薦校には選ばれなかった。一般選考では智辯和歌山、県和歌山商、箕島の3校が推薦された。その結果、箕島が一般選考で18年ぶり9度目の選抜大会出場を果たした。
1年を振り返ってみると、智辯和歌山が安定した強さを見せて3大会に優勝したが、日高中津の総合力の高さや箕島の粘り強さ、串本や慶風のはつらつとしたプレ-など、春季大会を皮切りにレベルの高さを感じさせる試合が多かった。それは各校の実力の差が小さくなっている結果であろう。部員数や練習環境など異なった状況はあるが、各校がそれぞれ独自の工夫によりさまざまな課題を克服し、高いレベルを維持しているのは「野球王国和歌山」の伝統を受け継ぐべく、それぞれの努力と精進の結果である。
未来の高校球児を目指して頑張っている野球少年たちが、白球に夢を託すべく希望を抱いて入部し、その伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成21 今年度、転任などにより常任理事及び理事、監督理事に若干の変動があった。
今年度より、「市立和歌山商業高校」が「市和歌山高校」に、また新チームより「串本高校」が「串本古座高校」に
校名が変更し、「海南・大成高校」が「海南高校」に統一されて加盟校は39校となった。昭和23年に創設された
大成高校野球部の名がなくなることになった。
今春の選抜大会には箕島が18年ぶり(9度目)に出場した。1回戦で大分県の大分上野丘と対戦、中盤に大量点を
奪って7-3で快勝した。2回戦は島根県の開星と対戦し、主戦・森本の力投で延長11回、4-3で競り勝った。
27年ぶりの準々決勝は長崎県の清峰と対戦。大会屈指の右腕・今村を打ちあぐね、2-8で敗退した。決勝は清峰と
岩手県の花巻東との対戦となり、1-0で清峰が初優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、向陽が3-2で市和歌山を破り、48年ぶり4回目の優勝を果たした。近畿大会は新型
インフルエンザの流行のため中止となった。
第91回選手権和歌山大会の開会式に先立ち、前橋本高校監督の広畑良次氏に「育成功労者表彰」の表彰伝達がなされた。
開会式は向陽高校マネージャー・萩原千幸さん(閉会式は星林高校マネージャー・森琴音さん)の司会進行で挙行され、
各校の代表が自校のプラカードを持って行進の先導をした。始球式は、信愛女子短期大学附属高校3年生でソフトテニス
部に所属している藤崎安葉さんがその大役を務めた。全試合を通じて1点差が10試合と緊迫した接戦が多く、シード校
がすべて準々決勝までに敗退し、各校の実力伯仲を物語る大会であった。また雨のためノーゲームが2試合もあり、大会
が3日延びた。その中で、和歌山商の28年ぶりと紀北工の初の準決勝進出、智辯和歌山岡田投手の大会中無失点(32回
1/3)、和歌山商の2試合連続サヨナラ本塁打(大会史上初)など話題も多かった。
決勝は、8年ぶりの決勝進出の南部と5年連続17回目の甲子園をねらう智辯和歌山の9年ぶり3度目の決勝対決となり、
主戦・岡田の力投で智辯和歌山が南部を3-0で破り、甲子園出場を決めた。選手権大会で智辯和歌山は1回戦で滋賀学園
と対戦、2-0で守り勝った。2回戦は南北海道の札幌第一と対戦し、8-5で逆転勝ちをした。なおこの勝利で高嶋監督
は甲子園通算最多勝利の歴代1位(58勝)に並んだ。3回戦は宮崎県の都城商と対戦。終始相手にリードを許し、1-4
で敗退した。決勝は愛知の中京大中京が新潟の日本文理に10-9で勝ち、43年ぶり7度目の優勝を果たした。
新人戦は智辯和歌山と星林の決勝となり、智辯和歌山が17-1で勝って3年ぶり7回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会予選の決勝は、7年連続決勝進出の智辯和歌山と36年ぶり決勝進出の向陽の対戦となり、智辯和歌山が
12-0で勝って3年連続10回目の優勝と9年連続17回目の近畿大会出場を、向陽が36年ぶり7回目の近畿大会の
出場を決めた。
滋賀の皇子山球場で行われた近畿大会で、智辯和歌山は1回戦で野洲と対戦、終盤に大量点を奪って7-0でコールド
勝ちをした。準々決勝で立命館宇治と対戦し、7回に一挙5点を奪われて6-7で逆転負けをした。久しぶりに近畿大会
へ駒を進めた向陽は1回戦で天理と対戦。接戦となったが、3-4で惜敗した。
日米親善高校野球大会の全日本選抜チームに智辯和歌山の岡田俊哉選手が選ばれた。
日本学生野球協会の表彰選手に箕島の西畑晃選手が選ばれた。
県高校選抜チームを編成してシンガポールと香港を訪れ、交流を深めた。
プロ野球現役選手によるシンポジウム「『夢の向こうに』in和歌山」が行われた来春の選抜大会の選考に際して、本県
から「21世紀枠」として推薦された向陽が近畿地区の推薦校に選ばれた。一般選考で智辯和歌山、向陽、市和歌山の3校
が推薦された。その結果、向陽が「21世紀枠」で昭和49年以来36年ぶり15回目、一般選考で智辯和歌山が2年ぶり
9回目の選抜大会出場を果たし、平成8年以来の2校出場となった。
1年を振り返ってみると、今年も智辯和歌山が地力を見せて3大会に優勝したが、古豪の向陽の復活、市和歌山、南部の
安定した強さ、紀北工や星林の躍進など、各大会とも好選手を中心としたチームが上位を占めていた。練習方法や設備、
部員数などは違っているが、ほとんど差のない高いレベルの維持は各校それぞれ独自の努力と精進の結果で、白球に夢を
託した熱い闘いが「野球王国和歌山」の伝統となっていくのであろう。未来の高校球児を目指して頑張っている野球少年
たちが白球に夢を託すべく希望を抱いて入部し、そして夢を追いかけ、その伝統を受け継いでいってくれることを大いに
期待したい。(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成22 今年度、田井伸幸会長に代わり宮下和己和歌山商業高校校長が第16代会長に、垣内邦夫副会長に代わって井上雅雄串本古座高校校長が副会長に就任した。また、転任などにより常任理事及び理事、監督理事に若干の変動があった。
今年度より、和歌山東高校が硬式部に転部し、加盟校が40校となった。
今春の選抜大会には智辯和歌山が2年ぶり9回目、向陽が36年ぶり15回目の出場を果たした。選抜に2校が出場したのは平成8年以来のことである。智辯和歌山は1回戦で富山の高岡商と対戦、6-1で快勝したが、2回戦で沖縄の興南と対戦し、2-7で敗れた。向陽は1回戦で島根の開星と対戦し、45年ぶりに勝利をあげたが、2回戦で東京の日大三に1-3で惜敗した。また向陽は応援団賞の優秀校に選ばれた。決勝は興南と日大三の対戦となり、10-5で興南が初優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、智辯和歌山が12-1で神島を破り、2年ぶり6回目の優勝を 果たした。近畿大会は紀三井寺球場で行われ、智辯和歌山、29年ぶりの神島、36年ぶり の向陽が出場した。智辯和歌山は1回戦で京都府工に9-1で快勝したが、準決勝で報 徳学園に1-10で大敗した。神島は1回戦で履正社に2-9で大敗。向陽も1回戦で報 徳学園に1-2で敗れた。
第92回選手権和歌山大会の開会式に先立ち、伊都高校の窪田博監督に「育成功労者 表彰」の表彰伝達がなされた。
開会式は星林高校のマネ-ジャ-・森琴音さん(閉会式は星林高校のマネ-ジャ-・ 丸田智佳さん)の司会進行で挙行された。始球式は、和歌山北高校3年生で、インタ- ハイ 100mに優勝した九鬼巧君が大役を務めた。今年は好投手の活躍があり、2点差以 内が20試合と接戦が多く、終盤に勝負を決する試合が目立った。また雨のため2日目か ら3日連続で順延され、その後は猛暑日が続くというコンディションづくりが難しい大 会であった。その中で、和歌山東の初の公式戦、向陽の38年ぶりの決勝進出、向陽と桐 蔭の古豪同士の39年ぶりの準決勝対決、また1イニング4犠打や3犠打など話題も多か った。
決勝は、ともに選抜出場校で、シ-ド校でもある智辯和歌山と向陽の対決となり、智 辯和歌山が勝負強さを見せて向陽を6-3で破って、戦後初の6連覇と18回目の甲子園 出場を決めた。選手権大会で智辯和歌山は1回戦で千葉の成田と対戦、1-2で惜敗し た。決勝は沖縄の興南が神奈川の東海大相模に13-1で勝ち、初優勝するとともに春夏 連覇を達成した。
新人戦は市和歌山と智辯和歌山の決勝となり、市和歌山が5-4で勝って7年ぶり7 回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は、8年連続決勝進出の智辯和歌山と14年ぶり決勝進出の 和歌山工の対戦となり、智辯和歌山が6-0で勝って4年連続11回目の優勝と10年連続 18回目の近畿大会出場を、和歌山工が14年ぶり10回目、和歌山商が2年ぶり8回目の近 畿大会の出場を決めた。
紀三井寺球場で行われた近畿大会で、智辯和歌山は1回戦で京都外大西と対戦、6- 3で快勝。準々決勝でPL学園を9-4でしりぞけたが、準決勝で天理に5-6で逆転 負けをした。和歌山工は1回戦で守山に延長戦で6-7で惜敗した。また和歌山商も1 回戦でPL学園に0-2で惜敗した。
日本学生野球協会の表彰選手に向陽の西岡俊揮選手が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として那賀が推薦されたが 惜しくも近畿地区の推薦校にならなかった。一般選考では智辯和歌山、和歌山工、和歌 山商の3校が推薦された。その結果、一般選考で智辯和歌山が2年連続10回目の選抜大 会出場を果たした。
1年を振り返ってみると、今年も智辯和歌山が投打に安定した力を見せて3大会に優 勝したが、向陽、市和歌山、和歌山工の安定した強さ、那賀や笠田、近大新宮の躍進な ど、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチ-ムが上位を占めていた。学校 の実情や練習方法、設備、部員数などは異なっているが、ほとんど差のない高いレベル の維持は各校それぞれ独自の努力と工夫の結果で、白球に選手それぞれの夢を託した熱 い闘いが「野球王国和歌山」の伝統を継承していくのであろう。
未来の高校球児を目指して日々頑張っている野球少年たちが希望を抱いて入部し、そ の伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成23  今年度、転任などにより理事に若干の変動があった。
今春の選抜大会には智辯和歌山が2年連続10回目の出場を果たした。智辯和歌山は1回戦で21世紀枠の新潟の佐渡と対戦、8-1で快勝した。続く2回戦で青森の光星学院と対戦、3-2で接戦を制したが、準々決勝で大阪の履正社に3-10で敗れた。決勝は東海大相模と九州国際大付の対戦となり、6-1で東海大相模が11年ぶり2回目の優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、箕島が4-3で智辯和歌山を破り、19年ぶり10回目の優勝を果たした。近畿大会は舞洲ベースボールスタジアムで行われ、箕島が出場したが、1回戦で大阪の大商大堺に12-13で惜敗した。
第93回選手権和歌山大会の抽選会で、長年にわたって県高校野球の発展に貢献された前審判委員の東山豊氏と横山博治氏に感謝の意を込めて感謝状が贈呈された。
第93回選手権和歌山大会の開会式に先立ち、南部高校の井戸大志監督に「育成功労者表彰」の表彰伝達がなされた。
開会式は星林高校のマネ-ジャ-・丸田智佳さん(閉会式は向陽高校のマネ-ジャ-・新行菜央さん)の司会進行で挙行された。始球式は、昨夏の全国高校総体で4人乗りカヌースプリント・カヤックフォア200㍍と500㍍で優勝した田辺工業高校3年生の稗田直人君が大役を務めた。今年は序盤から好投手の活躍が光り、完投勝利が全39試合中29試合、3回戦以降では15試合中12試合と8割を占め、先発完投が目立った。接戦が多く緊迫した試合が相次ぎ、小技が鍵となる試合が多かった。また雨のため6日目から3日連続で順延されるというコンディションづくりが難しい大会であった。その中で、1・2年生にも好投手が多く、来年の成長が期待される。
決勝は、7年連続進出の智辯和歌山と、シード校の箕島を破った市和歌山の対決となり、智辯和歌山が猛打で圧倒。市和歌山を7-1で破って、明徳義塾(高知)に並ぶ戦後最長の7連覇と19回目の甲子園出場を決めた。選手権大会で智辯和歌山は、1回戦で埼玉の花咲徳栄と対戦、11-1で圧勝した。続く2回戦は、北北海道の白樺学園と対戦し、延長10回、8-7でサヨナラ勝ちしたが、3回戦で西東京の日大三に4-6で惜敗した。決勝はその日大三が青森の光星学院に11-0で勝ち、10年ぶり2回目の優勝を果たした。
新人戦は、初の決勝進出の那賀と平成20年の統合後初の決勝進出となる海南とで争われ、那賀が3-2で勝って初優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は、初の決勝進出の那賀と海南という新人戦と同じ顔合わせとなり、那賀が1-0で勝って初優勝と近畿大会初出場を、海南も近畿大会出場を決めた(平成20年4月に当時の海南高校と大成高校が統合。それまで海南高校は昭和60年を最後に10回出場し、大成高校は昭和61年を最後に2回出場している)。
舞洲ベースボールスタジアムで行われた近畿大会で、那賀は1回戦で水口と対戦し1-3で、海南は奈良大付と対戦し1-6で、それぞれ破れた。
第9回アジアAAA野球選手権大会に出場する高校日本代表メンバーに、智辯和歌山の道端俊輔選手が選ばれた。また道端選手は日本学生野球協会の表彰選手にも選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から、「21世紀枠」として那賀が推薦されたが、惜しくも近畿地区の推薦校にならなかった。一般選考では那賀、海南、智辯和歌山の3校が推薦されたが、いずれも選にもれ、8年ぶりに本県からの出場校はなしとなった。
1年を振り返ってみると、夏までは智辯和歌山が、新チームからは那賀が強さを見せた。特に那賀は新人戦と秋季大会をいずれも初優勝するなど躍進した。智辯和歌山が11年ぶりに秋季近畿大会の出場を逃すなど、各校の実力向上がめざましく力が伯仲してきている。箕島の春季大会での粘り強さや、海南の新人戦・秋季大会の連続準優勝、市和歌山、桐蔭、南部の安定した強さ、創部2年目の和歌山東の著しい力の向上など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチ-ムが上位を占めていた。学校の実情や練習方法、設備、部員数などは異なっているが、ほとんど差のない高いレベルの維持は各校それぞれ独自の努力と工夫の結果で、白球に選手それぞれの夢を託した熱い闘いが「野球王国和歌山」の伝統を継承していくのであろう。
未来の高校球児を目指して日々頑張っている野球少年たちが白球に夢をかけ、希望を抱いて入部し、その伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成24  今年度、宮下和己会長に代わり稲生淳和歌山商業高校校長が第17代会長に就任した。また、中村尚登理事長が、樫葉直和歌山西高校校長とともに副会長に、松下博紀前箕島高校監督が理事長に就任した。さらに左海直之那賀高校部長と山岡健紀央館高校副部長がともに副理事長に就任した。他に、転任などにより常任理事及び理事、監督理事、幹事に若干の変動があった。
今年度より和歌山西と和歌山北が統合されて「和歌山西・和歌山北」となり、休校となった国際開洋第二を含めて、加盟校は42校、各大会参加校は39校となった。
今春の選抜大会は、8年ぶりに本県からの出場校がなかった。決勝は大阪桐蔭と光星学院の対戦となり、7-3で大阪桐蔭が初優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、智辯和歌山が10-5で和歌山商を破り、2年ぶり7回目の優勝を果たした。近畿大会は明石トーカロ球場で行われ智辯和歌山が出場したが、1回戦で兵庫の明石に2-7で敗れた。
第94回選手権和歌山大会の抽選会で、長年にわたって県高校野球の発展に貢献された記録部の早稲田尊三前理事と国際開洋第二高校前監督の谷津田伸二氏に感謝の意を込めて感謝状が贈呈された。
第94回選手権和歌山大会の開会式に先立ち、和歌山工業高校の岡田文雄監督に「育成功労賞」の表彰伝達がなされた。開会式は、向陽高校のマネ-ジャ-・新行菜央さん(閉会式は向陽高校のマネ-ジャ-・中道一菜さん)の司会進行で挙行された。始球式は、昨秋の国民体育大会のレスリング少年の部グレコローマンスタイル74キロ級で優勝した和歌山工業高校2年生の奥井眞生君が大役を務めた。
今年は38試合のうち2点差以内が昨年よりも6試合増え、22と全試合の6割近くを占め、またサヨナラゲームと延長戦が合わせて9試合あり、実力伯仲の接戦が目立った。大規模改修を終え両翼が広がったためか、本塁打が4本に激減した。長打数も減ったがこれは外野手の守備位置や強風の影響などが考えられる。また、総失策数110のうち得点につながったものが約60と半数以上にのぼり、改めて守備力が失点に直結することが浮き彫りとなった。さらに和歌山東が創部3年目で夏の大会初勝利、新翔も13年ぶりの初戦突破と、多くのチームに上位進出の力があると感じさせる大会だった。
決勝は、8年連続の智辯和歌山と、昨秋の新人戦と秋季大会優勝の那賀との対決となった。延長14回の死闘の末、智辯和歌山が苦しみながらも底力を見せつけて4-2で競り勝ち、戦後初の大会8連覇と20回目の甲子園出場を決めた。選手権大会で智辯和歌山は1回戦で、鹿児島の神村学園に2-3で惜敗した。決勝は史上初めて春と同じ顔合わせとなり、大阪桐蔭が光星学院に3-0で勝って4年ぶり3回目の優勝を史上7校目の春夏連覇で飾った。敗れた光星学院は3季連続の準優勝となった。
新人戦は、和歌山商業と智辯和歌山とで争われ、和歌山商業が6-3で逆転勝ちし、37年ぶり2回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は智辯和歌山と市和歌山という顔合わせとなり、智辯和歌山が14-0で勝って2年ぶり12回目の優勝と2年ぶり19回目の近畿大会出場を、市和歌山が8年ぶり9回目、高野山が23年ぶり3回目の近畿大会出場を決めた。
ほっともっとフィールド神戸で行われた近畿大会で、1回戦で智辯和歌山は龍谷大平安と対戦し1-2で、市和歌山は大商大堺と対戦し4-5で、高野山は天理と対戦し0-2でそれぞれ敗れた。残念なことに県勢は、2年連続で初戦敗退となった。
日本学生野球協会の表彰選手に那賀の福井真元選手が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として和歌山東が推薦されたが、惜しくも近畿地区の推薦校にならなかった。一般選考では、智辯和歌山、市和歌山、高野山の3校が推薦されたが、いずれも選にもれ、13年ぶりに2年連続で本県からの出場校はなしとなった。
1年を振り返ってみると、ひと冬を越えて力をつけた智辯和歌山が安定した強さを見せて3大会に優勝した。しかし昨秋から躍進した那賀が夏の大会初のシード・初の決勝進出、和歌山商の智辯和歌山を破っての新人戦優勝、また創部3年目の和歌山東の夏初勝利・秋季二次予選初進出など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチームが上位を占めていた。また秋季一次予選において、公式戦では5年ぶりとなる引き分け再試合が2度もあり、いかに各校の力が拮抗していたかを物語っている。
学校の実情や練習方法、設備、部員数などは異なっているが、ほとんど差のない高いレベルの維持は各校それぞれ独自の努力と精進の結果で、白球に夢を託した熱い闘いが「野球王国和歌山」の伝統となっていくのであろう。未来の高校球児を目指して頑張っている野球少年たちが聖地で活躍する希望を抱いて入部し、そしてその夢を追いかけ、伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成25年 今年度、一般財団法人化に伴い、理事・評議員等の組織が大幅に一新された。また、井上雅雄副会長に代わって安岡勝彦串本古座高校校長が副会長に就任した。
新チームより、「和歌山西・和歌山北高校」が「和歌山北高校」に統一されて、昭和59年に創設された和歌山西高校野球部の名がなくなることになった。休校中の国際開洋第二を含めて加盟校は40校となった。
今春の選抜大会は、平成11年以来2年連続で本県からの出場校がなかった。決勝は浦和学院と済美の対戦となり、17-1で浦和学院が初優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、箕島が11-7で近大新宮を破り、2年ぶり11回目の優勝を果たした。近畿大会は佐藤薬品スタジアムで行われ箕島が出場したが、1回戦で奈良の智辯学園に4-5で敗れた。
第95回選手権記念和歌山大会の抽選会で、長年にわたって県高校野球の発展に貢献された星林高校前監督の故・梅村不二男氏に感謝の意を込めて感謝状が贈呈された。
第95回選手権記念和歌山大会の開会式に先立ち、前副会長で長年にわたって審判長を務められた玉置博康氏に「都道府県功労者表彰」、田辺高校前監督の愛須貴志氏に「育成功労賞」の表彰伝達がなされた。開会式は、星林高校のマネ-ジャ-・大竹芹奈さん(閉会式は星林高校のマネ-ジャ-・田中紗理さん)の司会進行で挙行された。始球式は、3月のソフトボール全国選抜大会で全国大会初勝利に貢献した、和歌山北高校3年生の殿井幸さんが大役を務めた。
今年は戦後初の大会9連覇をめざした智辯和歌山が3回戦で敗れる波乱があり、混戦となった。38試合のうち、7回以降の逆転ゲームはわずか1試合しかなく、先制点と継投が鍵を握っていたと言える。長打が激減した昨年に比べ本塁打と三塁打が2倍前後に増えたが、本塁打は2年前までには及ばず、やはり球場改修の影響が考えられる。投手に関しては、四死球がここ10年来で最少と制球力が向上したが、逆に暴投がここ数年に比べ大きく増えた。また、総得点数302のうち非自責点が86と約28%にのぼり、改めて失策が失点に直結することが浮き彫りとなった。その中で、2年生に好投手が多く、来年の活躍が期待される。また、初の分校対決は話題を呼び、さらに智辯和歌山対市和歌山戦では、昭和59年の改修後初めてとなる外野芝生席の開放もあった。
決勝は、春季大会優勝の箕島と、ベスト4の南部との2年連続のシード校対決となった。序盤から投打にわたり圧倒した箕島が10-1で勝ち、29年ぶり8回目の甲子園出場を決めた。選手権大会で箕島は1回戦で、山梨の日川に2-4で惜敗した。決勝は、前橋育英が延岡学園に4-3で勝って、史上14校目の初出場初優勝を果たした。
新人戦は、新宮と智辯和歌山とで争われ、新宮が6-3で逆転勝ちし、60年ぶり3回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は智辯和歌山と海南という顔合わせとなり、智辯和歌山が6-5で勝って2年連続13回目の優勝と2年連続20回目の近畿大会出場を、海南は2年ぶり14回目の近畿大会出場を決めた。佐藤薬品スタジアムで行われた近畿大会で、海南は1回戦で履正社と対戦し、1-2で惜しくも敗れた。一方、智辯和歌山は1回戦で市川に10-1、準々決勝で奈良大附属に10-0、準決勝で報徳学園に16-8といずれもコールド勝ちを収めたが、決勝で龍谷大平安と対戦し4-6で敗れた。
日本学生野球協会の表彰選手に新宮の小原一真選手(軟式)が、また県高野連特別優秀選手に箕島の中西玲人選手が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として推薦された海南が近畿地区の推薦校に選ばれた。一般選考では、智辯和歌山、海南、市和歌山の3校が推薦された。その結果、海南が「21世紀枠」で昭和62年以来27年ぶり17回目(統合した大成高校の2回を含む)、一般選考で智辯和歌山が3年ぶり11回目の選抜大会出場を果たし、平成22年以来の2校出場となった。
1年を振り返ってみると、まず、尾藤新監督のもとで力をつけた箕島が春季大会と夏の大会を制覇して、復活を印象づけた。新チームでは、巻き返しを図る智辯和歌山が秋季近畿大会で準優勝した一方、古豪・新宮と海南が躍進し、新宮は智辯和歌山を破っての新人戦優勝、海南は近畿大会での善戦が光った。また創部4年目・和歌山東の初の夏4強、南部龍神は初の8強進出など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチームが上位を占めていた。
部員数や練習環境など異なった状況はあるが、各校がそれぞれ独自の工夫によりさまざまな課題を克服し、高いレベルを維持しているのは「野球王国和歌山」の伝統を受け継ぐべく、それぞれの努力と精進の結果である。未来の高校球児を目指して頑張っている野球少年たちが、白球に夢を託すべく希望を抱いて入部し、その伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成26年  今年度、転任などにより評議員及び理事に若干の変動があった。また、加盟校は40校のままである。
今春の選抜大会には、智辯和歌山が3年ぶり11回目、海南が27年ぶり17回目(統合した大成高校の2回を含む)の出場を果たした。選抜に2校が出場したのは平成22年以来のことである。海南は1回戦で徳島の池田と対戦し3-4で、智辯和歌山は1回戦で高知の明徳義塾と対戦し延長15回の末2-3で、いずれもサヨナラ負けを喫した。決勝は龍谷大平安と履正社の対戦となり、6-2で龍谷大平安が初優勝を果たした。
春季近畿地区県予選は、智辯和歌山が5-0で田辺を破り、2年ぶり8回目の優勝を果たした。近畿大会はわかさスタジアム京都で行われ智辯和歌山が出場したが、1回戦で龍谷大平安に1-3で敗れた。
第96回選手権和歌山大会の開会式は、向陽高校のマネ-ジャ-・中西夏葵さん(閉会式は星林高校のマネ-ジャ-・吉田遼さん)の司会進行で挙行された。始球式は、全国高校ボクシング選抜大会のライトフライ級で優勝し、世界大会でも8強入りを果たした貴志川高校3年生の村田昴さんが大役を務めた。
今年は史上初となる3試合連続を含む延長戦が、過去最多の6試合あった。また、7回以降の逆転ゲームが7試合と多く、実力伯仲の手に汗握る接戦が目立った。併殺数も史上最多の64個を記録するとともに失策数は91と少なく、バント処理など投手の好フィールディングも目立ち、全体的に守備力が高かったと言える。一方で、本塁打が球場改修後初めて二桁に乗った(15本)。また、暑さを考慮してか両チームそろって完投する試合が5試合しかなく、継投策が多かった。2試合連続で3点差をはね返す粘り強さを見せた箕島や、31年ぶりにベスト4に進出した紀央館も印象的であった。
決勝は、ノーシードから勝ち上がってきた市和歌山と、王座奪還を狙うシード校の智辯和歌山との対決となった。延長12回に及ぶ死闘の末、市和歌山が3-2でサヨナラ勝ちし、10年ぶり4回目の甲子園出場を決めた。智辯和歌山は過去20回経験していた決勝で初めての敗北を喫した。
第96回全国高等学校野球選手権大会で、新翔高校元監督の玉石収一郎氏に「育成功労賞」の表彰伝達がなされた。選手権大会で市和歌山は1回戦で、鹿児島の鹿屋中央に延長12回の末1-2でサヨナラ負けを喫した。決勝は、大阪桐蔭が三重に4-3で勝って、2年ぶり4回目の優勝を果たした。
新人戦の決勝は、初芝橋本と和歌山東とで争われ、初芝橋本が3-0で勝ち、14年ぶり3回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は箕島と和歌山東という顔合わせとなり、箕島が4-3で勝って24年ぶり8回目の優勝と6年ぶり14回目の近畿大会出場を、和歌山東は創部初、日高中津は13年ぶり3回目の近畿大会出場を決めた。
京都わかさスタジアムで行われた近畿大会で、箕島は1回戦で津名と対戦し、6-5で勝利を収めたが、続く2回戦で奈良大附属に2-3で惜しくも敗れた。和歌山東は1回戦で北大津に6-8、日高中津は1回戦で大阪桐蔭に0-10でそれぞれ敗れた。
日本学生野球協会の表彰選手に市和歌山の赤尾千尋選手が、また県高野連優秀選手に南部の樫本竜選手(軟式)が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として推薦された桐蔭が近畿地区の推薦校に選ばれた。一般選考では、箕島、和歌山東、日高中津の3校が推薦された。その結果、桐蔭が「21世紀枠」で昭和37年以来53年ぶり16回目の選抜大会出場を果たした。
1年を振り返ってみると、選抜大会出場の智辯和歌山が春季大会を制したが、夏は決勝戦不敗神話がついに崩れ、秋も二次予選に駒を進めたものの初戦で苦杯をなめた。10年ぶりに夏の大会の覇者となった市和歌山、安定した投手力で新人戦優勝の初芝橋本、1年生主体のチームで近畿大会に出場した箕島、新人戦・秋季大会ともに初の決勝進出と躍進した和歌山東、最後まで諦めない粘り強い戦いを見せた古豪・桐蔭など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチームが上位を占めていた。
学校の実情や練習方法、設備、部員数などは異なっているが、ほとんど差のない高いレベルの維持は各校それぞれ独自の努力と精進の結果で、白球に夢を託した熱い闘いが「野球王国和歌山」の伝統となっていくのであろう。未来の高校球児を目指して頑張っている野球少年たちが聖地で活躍する希望を抱いて入部し、そしてその夢を追いかけ、伝統を受け継いでいってくれることを大いに期待したい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成27年 今年度、稲生淳会長に代わり志賀秀生和歌山商業高校校長が第18代会長に、安岡勝彦副会長に代わり愛須貴志串本古座高校校長が副会長に就任した。他に転任などにより評議員、理事、及び監事に若干の変動があった。加盟校は39校(国際開洋第二を除く)のままである。
今春の選抜大会には、桐蔭が53年ぶり16回目の出場を果たした。桐蔭は1回戦で愛媛の今治西と対戦し7-11で敗れた。決勝は敦賀気比と東海大四の対戦となり、3-1で敦賀気比が勝って初優勝を果たした。北陸勢としても春夏を通じての初優勝となった。
春季近畿大会県予選は、智辯和歌山が4-3で日高中津を破り、2年連続9回目の優勝を果たした。なお今年度から春季大会に限りタイブレーク(13回以降無死1、2塁で選択打順)を導入し、2回戦の粉河対紀央館戦で初適用された。近畿大会は彦根球場で行われ、智辯和歌山が出場し1回戦で近江に12-9で勝ったが、準決勝で神戸国際大附に2-6で敗れた。
第97回選手権和歌山大会の抽選会で、長年にわたって県高校野球の発展に貢献された、向陽高校元監督で県高野連評議員の津田禎三氏に感謝状(県高野連功労者表彰)が贈呈された。
和歌山大会の開会式に先立ち、和歌山北高校監督の堀内健次氏に「育成功労賞」の表彰伝達がなされた。開会式は、星林高校のマネ-ジャ-・中西樺月さん(閉会式は桐蔭高校のマネ-ジャ-・加藤七彩さん)の司会進行で挙行された。始球式は、少林寺拳法の団体演武で全国優勝を果たした神島高校3年生の水永章さんが大役を務めた。
今年は開幕戦から3試合連続で本塁打が飛び出し、スタンドを沸かせた。2点差以内が19試合と全試合の半数にのぼり、接戦が多かった。また、台風による警報の発令などで4年ぶりに順延された。試合内容を見てみると、総犠打数が172個と少なく、強攻策が多かったためか併殺も例年より多くなっていた。失策数は昨年に比べ増加した反面、バッテリーエラー(暴投と捕逸の合計)はここ10年で最少であった。また昨年と同じく、暑さを考慮してか両チームそろって完投する試合が5試合しかなく、継投策が主流となったが、二桁三振を記録した試合も9試合あり、好投手が多かった。初芝橋本と日高中津の延長13回までもつれた大熱戦、9回二死から2点差を逆転した田辺、逆転満塁本塁打が飛び出した耐久、21年ぶりにベスト4に進出した田辺工の戦いぶりも印象的であった。
決勝は、ノーシードから勝ち上がってきて39年ぶりの決勝進出となった和歌山商と、3年ぶりの王座奪還を狙うシード校の智辯和歌山との対戦となった。多くの観客がつめかけて、2年ぶりに外野芝生席を開放した。手に汗握る投手戦の末、智辯和歌山が2-0で勝ち、3年ぶり21回目の甲子園出場を決めた。選手権大会で、智辯和歌山は1回戦で三重の津商に4-9で敗れた。決勝は、東海大相模が仙台育英に10-6で勝って、45年ぶり2回目の優勝を果たした。
新人戦の決勝は、市和歌山と智辯和歌山とで争われ、市和歌山が11-2で勝ち、5年ぶり8回目の優勝を果たした。
第70回国民体育大会高等学校野球(硬式)競技会が44年ぶりに本県で開かれ、本県代表の智辯和歌山は初戦で埼玉県・花咲徳栄に6-0で勝利したが、準決勝で神奈川県・東海大相模に7-10で敗れ、3位入賞となった。決勝は、東海大相模が愛知県・中京大中京を7-5で降し初優勝を飾った。大会期間中、全試合外野芝生席を開放した。
秋季近畿大会県予選の決勝は市和歌山と高野山という顔合わせとなり、市和歌山が14-2で勝って11年ぶり5回目の優勝と3年ぶり10回目の近畿大会出場を、高野山は3年ぶり4回目の近畿大会出場を決めた。皇子山球場で行われた近畿大会で、市和歌山は1回戦で平城と対戦し13-1で勝利を収めたが、続く2回戦で明石商に0-7で敗れた。高野山は1回戦で龍谷大平安に1-9で敗れた。
日本学生野球協会の優秀選手に智辯和歌山の西山統麻選手が選ばれた。
来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として和歌山東が推薦されたが、惜しくも近畿地区の推薦校にならなかった。一般選考では、市和歌山、高野山の2校が推薦された。その結果、一般選考で市和歌山が11年ぶり5回目の選抜大会出場を果たした。
1年を振り返ってみると、選抜大会出場の桐蔭が古豪復活を遂げ、春季大会を制した智辯和歌山が夏も3年ぶりに頂点に立った。新チームでは市和歌山が新人戦、秋季大会を連覇し近畿大会でも1勝を挙げるなど、安定した強さを見せた。また、夏4強の田辺工は秋の二次予選にも進出し、躍進が目立った。他にも、近年力をつけ強豪校となった和歌山東、粘り強さのある高野山など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチームが上位を占めていた。
今年は「高校野球100年」の節目の年で、本県にとっても国体が開催された特別な一年となった。全国からたくさんのファンが和歌山につめかけ、改めて高校野球の人気を感じさせられた。平和な時代に野球ができる喜びをかみしめ、未来の高校球児が次の100年に向けて、さらに高校野球文化を受け継いでいってくれることを願いたい。
(記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)
平成28年 今年度、樫葉直副会長に代わり兒玉佳世子紀央館高校校長が副会長に就任した。他に、転任などにより評議員及び理事に若干の変動があった。加盟校は、今年度より和歌山南陵高校が加盟し40校となった。一方、閉校に伴い夏の大会を最後に、昭和3年に創設された伊都高校野球部が90年の歴史に幕を下ろした。
今春の選抜大会には、市和歌山が11年ぶり5回目の出場を果たした。市和歌山は1回戦で山口の南陽工と対戦し0-6で敗れた。決勝は智辯学園と高松商の対戦となり、延長11回サヨナラの2-1で智辯学園が勝って初優勝を果たした。
春季近畿大会県予選は、智辯和歌山が8-2で紀央館を破り、3年連続10回目の優勝を果たした。近畿大会は紀三井寺公園野球場で行われ、3年連続10回目の智辯和歌山、26年ぶり4回目の紀央館、29年ぶり3回目の有田中央が出場した。智辯和歌山は1回戦で京都翔英に8-1でコールド勝ちしたが、準決勝で履正社に2-9で敗れた。紀央館は1回戦で智辯学園に0-3で、有田中央も1回戦で履正社に0-10で敗れた。
第98回選手権和歌山大会の開会式に先立ち、紀北農芸高校監督の中坂隆行氏に「育成功労賞」の表彰伝達がなされた。開会式は、星林高校のマネ-ジャ-・下向涼加さん(閉会式は向陽高校のマネ-ジャ-・植田彩月さん)の司会進行で挙行された。始球式では、「ミスター・アマチュア野球」と呼ばれる杉浦正則さん(橋本高校出身)が30年ぶりに紀三井寺のマウンドに立った。大会第2日の始球式は、昨秋の紀の国わかやま国体のレスリングフリースタイル少年男子66キロ級で優勝した、和歌山北高校3年生の三輪優翔さんが大役を務めた。
今年は7年ぶりにベスト4にシード校が0という混戦に加え、延長戦の5試合など終盤までもつれる試合が多く、最後まで予断を許さない展開が目立った。また2年ぶりに雨天順延がなく、予定通りに日程を消化できた。試合内容を見てみると、本塁打が開幕2戦目から3試合連続で飛び出すなど10年ぶりに20本を数え、2桁安打を記録した試合が延べ32チーム、両チームそろってが7試合といずれも過去2番目の多さで、打高投低であった。一方ボークは1個だけと例年になく少なく、投手の意識が向上したものと見られる。また、故障予防の観点からか両チームそろって完投する試合が7試合で、継投策が主流のままであった。その中で、有田中央の仲投手が和歌山商戦で投球数74で完投したが、これは和歌山大会での最少投球数の記録を46年ぶりに更新する快挙であった。他にも、延長での激しい点の取り合いとなった海南対田辺工、延長10回に3点差を逆転した紀央館、兄弟校対決を延長サヨナラ本塁打で制した日高中津、26年ぶりにベスト4に進出した橋本の戦いぶりも印象的であった。
決勝は、3年ぶりの箕島と2年ぶりの市和歌山との、7年ぶりのノーシード同士の対戦となった。両校主戦の気迫あふれる投手戦の末、市和歌山が2-0で勝ち、2年ぶり5回目の甲子園出場を決めた。市和歌山は、昭和42年(当時は市和歌山商)以来2回目の春・夏連続出場となった。選手権大会で、市和歌山は1回戦で石川の星稜に8-2で快勝し、県勢として5年ぶりの勝利を挙げたが、2回戦で宮崎の日南学園に4-6で惜敗した。決勝は、作新学院が北海に7-1で勝って、54年ぶり2回目の優勝を果たした。
新人戦の決勝は、向陽と和歌山東とで争われ、向陽が9-0で勝ち、46年ぶり4回目の優勝を果たした。
秋季近畿大会県予選の決勝は和歌山東と高野山という顔合わせとなり、和歌山東が4-3で逆転勝ちし初の優勝と2年ぶり2回目の近畿大会出場を、高野山は2年連続5回目、智辯和歌山は3年ぶり21回目の近畿大会出場を決めた。紀三井寺公園野球場で行われた近畿大会で、高野山は上宮太子に5-7で、和歌山東は高田商に8-9で、智辯和歌山は滋賀学園に6-13で敗れ、県勢はすべて1回戦で姿を消した。全15試合で25本塁打が飛び交い、大会を通じて打撃のレベルの高さを感じさせた。
 日本学生野球協会の優秀選手に市和歌山の河﨑真選手が選ばれた。
 来春の選抜大会の選考に際して、本県から「21世紀枠」として日高が推薦されたが、惜しくも近畿地区の推薦校にならなかった。一般選考では、和歌山東、高野山、智辯和歌山の3校が推薦されたが、いずれも選にもれ、4年ぶりに本県からの出場校はなしとなった。
 1年を振り返ってみると、春季大会は智辯和歌山が制し、夏は選抜大会出場の市和歌山が頂点に立ち、甲子園でも1勝を挙げて、選抜大会を含めて続いていた県勢の連続初戦敗退を8で止めた。新チームでは向陽が約半世紀ぶりに新人戦を制し、秋季大会では和歌山東が公式戦での初優勝を飾った。他にも、安定した強さを見せた夏準優勝の箕島、粘り強さが光る高野山など、各大会とも手堅い攻めと投手を中心とした堅守のチームが上位を占めていた。
 今年は、春夏の甲子園で7回の優勝を誇る名門・PL学園が夏の大阪大会を最後に休部となり、ひとつの時代が終わりを告げた。少子化の中、全国的にも学校の統廃合が進み、参加校数が減少し続けているが、逆に本県の硬式野球部員数はここ数年増えている。これは球児のひたむきなプレーが少年の心をつかみ、憧れの存在となっているからであろう。これから先も、目を輝かせて入部してくるたくさんの選手たちが球場で躍動する姿を心待ちにしたい。
          (記録等の詳細については、朝日新聞及び毎日新聞より抜粋しました)